四字熟語_漢字検定3級レベル_2文字穴埋め

進路や方針が多すぎて何を選ぶべきかわからなくなること。または、学問の道が細かく分かれすぎていて、学問の根本を捉えにくいことのたとえ。 「多岐」は分かれ道が多いこと。 「亡羊」は羊に逃げ切られること。 羊が逃げ出し、大勢の人で追いかけたが分かれ道が多く、逃げられてしまったという話を聞いた楊朱は、学問も同じように様々なものに分かれすぎていて、それぞれの根本は同じなのにそれを忘れ、理解できなくなっていると言ったという故事から。 「岐（き）多くして羊（ひつじ）を亡（うしな）う」とも読む。

仏教語で煩悩を滅した悟りの境地に、真の安楽があるということ。 「寂滅」は「涅槃（ねはん）」と同じ意味で、煩悩を滅した悟りの境地、「為楽」は楽しみをなすという意味。

とても鮮やかで、目を見開いてみとれるほど美しいこと。 「奪目」は目を奪うという意味から、見とれさせること。 「光彩（こうさい）目を奪う」とも読む。

まとまりがなく、ばらばらであること。 「支離」と「滅裂」はどちらもばらばらになるという意味。 似た意味の言葉を重ねて強調したもの。

愚かな人でもたまには優れた名案を出すこと。 自分の意見を出すときに謙遜の表現としても用いることがある。

恐怖を感じて震えること。 「胆」は肝臓。 「心」は心臓という意味から、心や感情のたとえ。 「戦」と「驚」はどちらも恐怖で震えること。 「肝（きも）戦（おのの）き心（こころ）驚く」とも読む。

黒い色に染めた歯と入れ墨をした額のこと。 「題」は額のこと。 古代中国の南方にいた異民族の風習。 「彫題」は「雕題」とも書く。 「彫題黒歯（雕題黒歯）」ともいう。

様々なことを熱心に学ぶこと。 学問を志す者の心構えをいう言葉。 「篤志」は情熱を込めて志すこと。 「博（ひろ）く学び篤（あつ）く志す」とも読む。

聞いただけで理解していない学問のこと。 または、聞いただけで根拠のない知識を他人にそのまま話すこと。 「道」と「塗」はどちらも通行するための通路、道のこと。 道を歩いている時に聞いた話を、同じ道にいる人に得意気に話すということから。 「道（みち）に聴（き）きて塗（みち）に説く」とも読む。

詩や文章などにわざとらしさがなく、自然で美しいこと。 また、無邪気で飾り気のない人柄のこと。 「天衣」は天に住むとされる天女の衣服のこと。 「無縫」は縫い目がないこと。 天女の衣服は、縫い目がない（加工されていない）にもかかわらず美しいという意味から。 「無縫天衣」ともいう。